バイオマスの飼料化事例
リサイクル企業の例
食品加工残渣を、脱脂粉乳、チーズ(成型加工品)などの飼料へ
規格外農産物やカット後の端材を家畜飼料へ
期限切れ食品を家畜飼料へ
取り組みの経緯
会社設立当初は堆肥化事業を主体として事業を開始していましたが、それを知った企業様から肥料化以外のリサイクルもできないか?という依頼があり、これをきっかけに飼料化(エコフィード)事業を始めました。
飼料化におけるポイント
農産物由来の副産物は季節ものが多い(ニンジン、長いも、かぼちゃなど)ことから、飼料化してから実際に利用されるまで保存する技術(サイレージ化)が重要になります。そのため保全性を高めるための研究を大学と共同で研究を行いました。
また実際に、北海道内のある農協の選果場で、規格外の野菜としてはじかれたニンジンをサイレージ化する試験を実施しました。
バイオマスの肥料化事例
リサイクル企業の例
乳製品を製造する過程で発生する副産物から、栄養価の高い有機肥料へ。
汚泥などを原料に腐植化促進材による腐植生成で、完熟した地力の高い肥料へ。
取り組みの経緯
弊社では現在も廃棄物処理業を行っていますが、地域がら一次産業由来の廃棄物が多い道東において、いつも廃棄物の処理方法に疑問を感じていました。
会社設立前から各メーカーでは信頼の出来るリサイクル企業が必要という話を聞いており、新たなリサイクル事業を行う当社設立の一番大きな要因となりました。
飼料化におけるポイント
季節によって発酵状況が大きく変わるため1年を通じた生産計画およびオペレーションマニュアルの確立に注力しました。堆肥化施設はオペレーターの能力次第で大きく変わります。帯広畜産大学との長年の共同研究もあり当社のオペレーターも知識、技術共に相当のレベルに達しました。
印象的なエピソードは、事業開始1年目でどうしてもうまく堆肥が作れなかった時、帯広畜産大学の谷准教授に今製造しているものを全てやり直ししなさいと言われたことです。その後、谷准教授が当時講師であった宮竹准教授に協力いただき、それから当社の堆肥化技術は飛躍的に向上しました。
お客様の声
現在堆肥化の原料を供給してくれるお客様は全て大手食品メーカーです。
当社の課題、研究開発、商品開発に取り組む姿勢には満足いただいており、「ここまでやるんだ」と言っていただいています。