リサイクル技術Technology

省エネ型堆肥化システム

堆肥原料の発酵状態をセンサーで監視し、送風機からの風量を制御するシステムです。
電気代や地球温暖化ガスの排出量を大幅に削減することができます。

電気代を最大88%削減!

最小限のエネルギーで効率よく堆肥化

再資源化のために大きなエネルギーを使ってしまっては意味がありません。環境への影響も少なくコスト削減にもなる再資源化技術を開発しました。

堆肥化施設では、一定の送風量を堆肥へ供給して発酵を促進させています。しかし、堆肥化は微生物の活動による発酵で常に一定の空気を必要としている訳ではありません。過剰な空気の供給と無駄な電気代が掛かっているのが現状です。

システム概要と導入効果

  1. 電気代の大幅な削減
  2. 必要な送風だけを行う効率的な制御
  3. 高品質な堆肥の製造と高い乾燥効率
  • 電気代の大幅な削減
    1.電気代の大幅な削減

    堆肥化施設省エネシステムは堆肥化施設の送風量を制御し、送風機にかかる電気代を大幅に削減します。

  • 必要な送風だけを行う効率的な制御
    2.必要な送風だけを行う効率的な制御

    従来の堆肥製造施設は24時間送風機を動かしていますが、堆肥が必要としている送風量と供給している送風量に大きな差があります。省エネ型堆肥化システムでは発酵中の堆肥温度から適切な送風量を計算し送風機を自動制御します。送風機はインバータによって制御され堆肥化に必要な送風量だけを送ることで大幅な電気代の削減を実現しています。

  • 高品質な堆肥の製造と高い乾燥効率
    3.高品質な堆肥の製造と高い乾燥効率

    適切な送風量の制御によって蓄熱による高温を維持することで、病原性微生物・雑草種子を不活性化させます。送風量を削減しても従来の施設と遜色のない高い乾燥効率が得られます。

クラウド対応版

これまでの通気量自動制御堆肥化システムの課題をクリアした改良版を開発しました。全国の施設へ導入しやすくするために無線化、遠隔操作、タブレットから現場確認できるなど更なるシステム開発を行っています。

  1. 無線化による取り扱いやすさ
  2. PLC制御による拡張のしやすさ
  3. リモートメンテナンスによる安心感
  • 無線化による取り扱いやすさ
    1.無線化による取り扱いやすさ

    温度センサはケーブルレスのため、小動物による咬害や腐食の心配がありません。また、誤って破損しても容易に部品の交換が行えます。

  • PLC制御による拡張のしやすさ
    2.PLC制御による拡張のしやすさ

    これまでは制御装置と送付機が1台ずつ対応していました。発酵槽が増えた場合にもインバータ、積算電力計、無線温度センサー(子機)を増やすだけでモジュールを追加する感覚で拡張が可能です。

  • リモートメンテナンスによる安心感
    3.リモートメンテナンスによる安心感

    Wi-Fi経由で情報管理ができるようになり、現場作業者は手元のスマート端末で常に発酵槽の状態を知ることができます。管理者は現場に赴くことなく発酵槽の状態を把握できます。

共同開発者
帯広畜産大学 准教授 宮竹 史仁
1972年生まれ、北海道小樽市出身。独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所などを経て帯広畜産大学へ。専門は生物資源循環工学や畜産環境分野といったバイオマス利活用技術の開発。株式会社バイオマスソリューションズの技術顧問を務める。

アンモニア回収・液肥製造システム

好気性発酵により発生するアンモニアガスを強制的に回収し、
臭気を抑制するとともに、液肥として有効利用しています。

システム概要

発酵過程で発生するアンモニアガスの臭気対策がスタートでした。アンモニアガスは発酵過程で必ず発生するものであるため、この発生しているガスを回収してしまえば臭気は抑えられると考えました。

発酵槽内を囲い、空気を吸引しアンモニアガスを水で中和することによりガス拡散防止および液肥(窒素)の製造が可能になりました。現在はこのアンモニア水を液肥として有効に活用されています。